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アンダルシアの蜂蜜とり

最近では自然食に対する消費者の意識も向上し、それとともにハチミツの品質評価が見なおされてきました。養蜂業の最初の文献は紀元前3600年頃、偉大なファラオ時代のミケリノスの石棺から発見されています。その後ギリシャやローマの時代から、養蜂業からとれるものは食料品としてだけではなく、医薬品や化粧品などの大変貴重な成分としても利用されてきました。その製品は真の自然食品として貴重な価値があり、その混じり気のない純粋さが大切だと考えられています。

 アンダルシア地方北部にあるモレ−ナ山脈は国立公園として保護されており、野性動物の宝庫、広大な森林、そしてすばらしく行き届いた環境管理、これらの条件がこの場所を限りなく自然に近い純粋なものにしています。この山脈の中心、コルドバから50キロメートルほど離れた所にオルナチュエロという純粋なハチミツに恵まれた町があります。この町の警察署長さんの趣味がなんと養蜂業。彼のような伝統的な養蜂業に貢献している人たちとこの地域に咲いている多種多様な花、これに働き者のミツバチの究極的な技が加わり、絶妙な品質を持った自然のハチミツが取れるのです。文明の古くから、ミツバチの不思議な世界に魅せられ人々が夢中になって取り組んできた養蜂業なのです。

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